世界遺産であるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院には、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの描いた最後の晩餐があります。ダ・ヴィンチは1495年から3年ほどの年月を費やして、ドメニコ会修道院の食堂に描きました。縦420センチ、横910センチの大きな壁画になります。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院は1980年に文化遺産として世界遺産に登録されています。ゴシック様式で造られた聖堂は、ドミニコ会修道士のソラーリによって1490年までに建築されたといわれています。当時の建築家であるブラマンテによって美しい回廊なども造られています。
この絵はキリスト教の聖書の中に出てくる、イエス・キリストの最後の日を描いた最後の晩餐を描いています。キリストにいた12人の弟子の中に、自分を裏切るものがいるということを告げた瞬間がダ・ヴィンチの素晴らしい技法によってうまく描かれています。
それまでのキリストを描いた絵画では、12使徒はキリストを囲むように描かれていたのですが、最後の晩餐では長方形のテーブルの同じ側に全ての人を置いています。普通に考えるとテーブルを囲むように座るものですが、そう描くと顔の表情を描くことのできない人物が出てくるため、全ての人物の表情を細かく描写するための技法だといわれています。
外気との接触を減らし人数制限を設けているため、見学は完全予約制となっています。観光の数日前に直接電話をするか、予めチケットを入手しておかなければなりません。また、当日は予定時間の30分前には到着しておかなければなりません。
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