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ティボリのデステ家別荘

ティボリのデステ家別荘は、後期ルネッサンスの代表的な庭園になり、イタリアで最も美しい噴水庭園と言われています。4.5ヘクタールに及ぶ広大な庭園には、豊かな水と装飾を凝らした彫刻の噴水が500ほど造られています。その後のヨーロッパ庭園の設計に大きく影響を与えた庭園としても知られています。

ティボリのデステ家別荘は、2001年に文化遺産として世界遺産に登録されています。有名な噴水としては、オルガンの噴水、百噴水などがあります。オルガンの噴水は噴水の水が10メートル以上も吹き上がる名作になり、完成当時は噴水の革命と言われていました。また、百噴水はおよそ100メートルある道沿いに、3段の噴水が並んだものが造られています。

その他にも、ベルベーニがデザインした貝の形をしたビッキエローネの噴水や、ロメッタの噴水などがあります。ロメッタとは小さなローマという意味を持っており、この噴水に施された様々な彫刻は、古代ローマ帝国のモニュメントをイメージして造られています。

作曲家のフランツ・リストはこの庭園を見て、デステ荘の噴水やデステ荘の糸杉に寄せて、などの曲を作曲しています。特にデステ荘の噴水は、1877年に作曲された有名な作品になり、後のドビュッシーの水に映える影、ラヴェルの水の戯れなどの、水の流れる状況を豊かに表現された名作に強い影響を与えています。

ティボリはローマのコムーネの一つとなり、ローマ市の東に位置しています。ローマから比較的行きやすい観光名所になりますので、ローマに滞在する際には是非見ておきたい世界遺産になります。


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