アグリジェントはシチリア島で最後のギリシャ植民都市の一つになり、紀元前600年頃にギリシャ人によって建設されました。その当時はギリシャ語でアクラガスという名で呼ばれていました。
世界遺産には文化遺産として1997年に登録されています。最盛期のアクラガスは紀元前480年ごろになるのですが、当時の有名な詩人であるピンダロスに、人間の都市の中で最も美しい町だと称えられるほど素晴らしい街だったようです。神殿の谷と呼ばれる場所に当時の遺跡が残っているのですが、今でもその当時の様子を伝えています。
アグリジェントに残っている遺跡の中でも有名なものは、神殿の谷の東の端に建っているジュノー神殿になります。アクラガスの頃に建てられたものになり、家庭と結婚の守り神に捧げられた神殿になります。正面に6本、側面に13本の円柱で囲まれていました。しかしカルタゴの侵略やその後の地震などで全壊してしまい、現在は25本の柱などが残っているだけとなります。
同じ頃に建てられたコンコルディア神殿は、正面6本、側面13本の円柱がほぼ完全に残っています。こちらは6世紀末のキリスト教の初期の時代に、教会として使われていたと言われています。
当時で最も美しい神殿として称えられていたものがヘラクレス神殿になります。しかし現在は地表に9本の円柱と石材の山が残っているだけになります。もともとは正面6本、側面15本の円柱を持つ大きな建物でした。この神殿はシチリアの英雄であるヘラクレスに捧げられ建てられたものです。
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