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サン・ジョルジョ山

サン・ジョルジュ山からは、今から約2億5100万年~約1億 9500万年前の中生代3畳紀の地質から化石が発見されました。3畳紀とは、赤色、茶色、白色の堆積条件が異なる3つの砂岩が重畳していたからそう呼ばれています。大昔の化石が発見されたとして、ヨーロッパの中でも貴重な遺産として扱われています。

もともとサン・ジョルジュ山は2003年にスイスの世界遺産として登録されていたのですが、2010年にはその地域を拡大してイタリア側も自然遺産として世界遺産登録されることになりました。

現在までに、この地域からは10000点を超す化石が発見されています。全長6メートルを超すようなものを含む30種類の爬虫類、80種類の魚類、100種類の無脊椎動物などの化石になり、この地域は当時、古地中海といわれるティティス海と繋がったさんご礁の広がる海だったと考えられています。

大昔の動物の死骸が、海の底にあった石灰質の地層に閉じ込められました。そしてその後の度重なる火山活動や地殻変動によって現在の山になりました。現在山々は豊かな樹木で覆われているため、当時のままのよい保存状態で19世紀まで保管されていたことになります。

もともとサン・ジョルジュ地域から化石が発見されたのは、工業用タールの結晶片岩を採掘している時に、海中に生存していたと推測できる爬虫類や魚類の化石が出てきたのがきっかけでした。また、その後メリデ市内でも化石が発見されることとなり、そこからサン・ジョルジュ山の本格的な採掘を開始しました。現在はもちろん一般人の採掘はできなくなっております。


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